アジア版・北米版ゲームは日本で遊べる?言語・リージョン・関税の完全ガイド【2026年版】
PR「このタイトル、アジア版なら半額以下だ」——海外通販を見ていて、そう思ったことはありませんか。パッケージ版の輸入は確かに安く手に入ることがありますし、日本版では選べない仕様が手に入る場合もあります。ただしPCのSteamキーとは注意点がまったく違います。鍵屋のキーで問題になるのは「おま国(リージョンロック)」でしたが、パッケージの輸入で問題になるのは主に言語・年齢規制・そして関税です。この記事では、買ってから後悔しないために確認すべき点を、正直に——「これは国内で買ったほうが安い」という話も含めて整理します。
そもそも本体で動くのか:Switch・PS5にリージョンロックはある?
結論から言うと、現行機のパッケージソフトについては心配はほとんどいりません。
・Nintendo Switch / Switch 2 = 本体にリージョンロックはありません。アジア版・北米版・欧州版のカートリッジが日本の本体でそのまま起動します。
・PlayStation 5 / PS4 = ディスクにリージョンロックはありません。海外版ディスクも日本の本体で動きます。
ただし「本体で動く」ことと「快適に遊べる」ことは別問題です。次の3つは必ず分けて考えてください。
1. ソフト本体は動く
2. 収録言語に日本語があるかは別
3. ダウンロードコンテンツ(DLC)は、パッケージの地域とアカウントの地域が食い違うと購入・利用できないことがある
特に3番は見落としがちです。海外版パッケージに付属するDLCコードは、その地域のアカウントでないと引き換えられないケースがあります。DLCまで遊ぶ予定があるなら、そこは国内版のほうが確実です。
日本語は入っている?「アジア版」の見分け方
ここが輸入で一番の分かれ道です。日本語が入っているかどうかは、パッケージのどこを見れば分かります。
・アジア版(Asia版/中文・英文版)= 香港・台湾・シンガポール向け。日本語が収録されていることも、されていないこともあります。パッケージ裏面の対応言語表記を必ず確認してください。「Multi-Language」表記でも日本語が含まれるとは限りません。
・北米版(US版)= 基本は英語。日本語収録は例外的です。
・欧州版(EU版)= 欧州各国語。日本語はまず入りません。
近年は日本語を収録したアジア版が増えており、「日本版より安く、中身は同じ」というケースが確かに存在します。しかしこれはタイトルごとに違うので、「アジア版だから日本語入り」という思い込みは危険です。商品ページの対応言語欄と、パッケージ裏の言語アイコンの両方を見るのが確実です。
海外版のほうが規制のない場合がある
日本国内で販売されるソフトは、CERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)の審査を通す都合上、暴力表現などが一部変更されることがあります。ホラー・アクション系のタイトルで、欠損表現や流血表現が国内版だけ抑えられている例が知られています。
海外版(北米版・アジア版)はその国の基準で審査されているため、開発元が意図した表現のまま収録されていることがあります。オリジナルの表現で遊びたいという理由で海外版を選ぶ人は少なくありません。
もちろん逆もあります。国内版だけに日本語音声や特典が付く場合もあります。どちらが上ということではなく、何を優先するかの問題です。
関税・消費税はいくらかかる?個人輸入のライン
見落としやすいのがここです。海外通販での購入は「個人輸入」扱いになります。
・課税価格が1万円以下の場合、原則として関税・消費税は免除されます(少額輸入貨物の免税制度)。
・課税価格は商品代金の約6割で計算されるのが原則のため、目安としておよそ16,666円までの買い物であれば非課税に収まる計算になります。
・これを超えると、消費税に加えて通関手数料がかかります。国際郵便では1件あたり200円程度が一般的です。
つまり2万円のソフトを1本買うより、8千円のソフトを2回に分けて買うほうが税額面では有利になることがあります。まとめ買いで送料を浮かせたつもりが、課税ラインを越えて逆に高くつく——これは輸入でよくある失敗です。
※ 税制は変更されることがあります。金額が大きい買い物の前には、税関の公式情報で最新の条件をご確認ください。
正直に言うと:国内で買ったほうがいいもの
当サイトは価格比較サイトですが、何でも海外で買えとは言いません。次のものは、国内で買ったほうがほぼ確実に安く・早く・安全です。
・フィギュア、ぬいぐるみ、アパレルなどのグッズ全般 = あみあみ・駿河屋・Amazon.co.jpのほうが安いことがほとんどです。海外通販の価格は輸出向けの価格設定で、そこに送料と関税が乗ります。
・国内で普通に流通している日本版ソフト = わざわざ輸入する理由がありません。
・ゲーミング周辺機器 = 家電量販店のポイント還元を含めると、実質価格で国内が勝つケースが多いです。
・配送に時間をかけられない場合 = 海外発送は1〜2週間かかることが珍しくありません。
海外通販が本当に有利なのは、日本で売っていないものと、日本語版にはない仕様のものに絞られます。そこだけを狙うのが賢い使い方です。
買う前のチェックリスト
輸入版のパッケージを買う前に、この5つを確認してください。
1. 対応言語欄に日本語はあるか(Multi-Language表記だけでは判断しない)
2. DLCや特典コードを使う予定はあるか(あるなら地域の食い違いに注意)
3. 合計金額は16,666円あたりの課税ラインを超えないか
4. 同じものが国内で買えないか(買えるなら、まず国内価格と比べる)
5. 到着まで待てるか(1〜2週間が目安)
PCゲームのキーについては話が別で、そちらは「おま国」——キー自体が日本で有効化できない問題——が主役になります。PC版を検討している場合は、当サイトの各ゲームページで日本での起動可否を確認できます。